こんにちは、こんばんは、masakiです。
今日のテーマは「パーマ・縮毛矯正の酸化について」紹介していきます
なので、ここまで・・・pka・還元・ミックス・ジチオなどなどパーマのロジックを紹介してきましたが・・・今回は最終形態・・・【酸化】です。
これらの続き・・・・
還元剤のイオン化・酸性とアルカリチオの関係【小学生でもわかるパーマ講座 pka】美容師向け
知らない美容師が多いパーマ理論3つ「ミックスとジチオ」ダメージ原因はフリーザ?
美容師向け還元剤→イオン化→実は2つある?【小学生でもわかるパーマ講座】
なんせ、この酸化をしないとパーマ・縮毛矯正は終われないからな・・・
始まりがあれば・・終わりがある・・・(笑)ってことで・・・
パーマ・縮毛矯正に至っても同じことが言えます。酸化しないと髪の毛が不安定で傷みますしね。
オーディオ・動画で確認したい方はこちら
ではでは、やっていきましょう。
今回も小学生でも分かるシリーズでいきます。
前回までのpka・還元まではリンゴで解説してきましたので・・・
今回は特別に・・・こちらで紹介していきます。
ジャジャン・・・・(笑)みんな大好きミカン・・・
↓
ブロム酸や過水などパーマや縮毛矯正剤で使用する2液の図
ブロム酸(臭素酸) BrO3
過酸化水素 H2O2
こいつらを「ミカン」とします。
そしてこの子達にある 「O」 これが酸素です。
この酸素を「ミカン」の「葉っぱ」だとします。
たとえばブロム酸だとすると
BrO3 が 「葉っぱがついたミカン」
BrO2 が 「葉っぱが取れたミカン」
O が 「葉っぱ」です。
そして前回の「小学生でもわかるパーマ講座 還元」
で書いた還元状態です。
↓
髪の毛の側鎖SS結合が切れている状態、
そこにはリンゴのちぎれた H(水素)がついてる。
Sに水素(H)がくっついた側鎖が2つあるとしてそこに葉っぱの付いたミカン(酸化剤)が近づいていく!
↓
お〜〜〜と!!!
すると ミカンは 葉っぱを放り投げる!
↓
葉っぱは 酸素(O)!!!
すると 葉っぱは S(側鎖)にくっついてる
リンゴのちぎれた部分(H)を引きちぎり
無理矢理 Sから強奪してしまうんです。
リンゴのちぎれた部分が2つ、ミカンの葉っぱが1つ。
こういうこと・・・・
↓
H2O これを 人類は 水という(笑)
すると・・・
↓
ミカンの葉っぱに、リンゴのちぎれた部分をもぎとられた「SとS」は近くにあるもの同士結合してしまうってことです。
どう 分かりました??
これがパーマでも縮毛矯正でも普通の酸化理論ですね。
ちなみにブロム酸(臭素酸)はこんな化学式
臭素酸ナトリウムによるシステイン(KSH)およびTGA(RSH)の酸化
酸化反応の化学式
KSH ⇄ KS① + H⊕ (1)
2KS① + BrO3① + 6H⊕ + 3e → KSSK +½Br2 + H2O (2)
あ、これはあなたたちは理解しなくてもいい(笑)
ちなみに、ここで再確認の意味で書いておきますが、
↓
ミックスジスルフィドは酸化剤では再結合しないからね。
髪の毛の側鎖のSS結合はSにH(水素)がくっつくことで切れて、2剤のO(酸素)が反応することで、H2O(水)になって、近くにあるSとSが再結合する!
これが超簡単な還元と酸化の理論っていうわけです。
あと酸化剤(パーマ、縮毛矯正の2剤)にはもうひとつの役割があります。
これも覚えて欲しいことなんでついでに紹介しておきます。
クリープパーマ理論で最大の思違い、中間水洗でイオン化されていない還元剤は流れない!
では、どうやってイオン化されていない還元剤は無くなるのか?
これの解答が「酸化剤」なんです。
こいつも小学生でも分かる内容でで説明していきます。
髪の内部で、イオン化されていない還元剤があります。
これが「青いリンゴ」です。
そいつの所にパーマ2剤である「ミカン」が近づく
↓
そしてミカンの「葉っぱ」っていうのはそれはそれはチカラ持っていまして(笑)
ミカンの葉っぱ(酸素)がとれて
青いリンゴに襲いかかるわけです。(笑)
↓
するとですね。
青いりんご二人捕まえて、
無理矢理イオン化させて、赤いリンゴに変身させて、リンゴの部分のちぎって「水素(H)」にして、そいつ2つと、葉っぱで「H2O」
やっぱり、ここでも水になりやがるんです。
↓
そして可哀想なことに”ちぎられた赤いリンゴ本体”は、二人がひとつにくくりつけられて「ジチオジグリコール酸」になっちしまうって寸法なんです。
理解できましたかい?
中間水洗では取れない。
イオン化してない還元剤は2剤が分解してジチオと水に変えてくれて、ジチオはその後の水洗で流れていくっていう流れです。
パーマや縮毛矯正で使用される2液と呼ばれるモノ。
「ブロム酸(臭素酸)」や「オキシ(過酸化水素水)」どちらもこの 酸素 の働きで、SS結合の再結合と還元剤の分解をしてくれるものなんですよね。
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パーマ・縮毛矯正・酸化反応まとめ
今日のテーマは「パーマ・縮毛矯正の酸化について」紹介してきました・・・
なので、ここまで・・・pka・還元・ミックス・ジチオなどなどパーマのロジックを紹介してきましたが・・・今回は最終形態・・・【酸化】です。これでやっとパーマ・縮毛矯正のスタートラインに立つ事ができましたね。
なんせ、この酸化をしないとパーマ・縮毛矯正は終われないからな・・・
始まりがあれば・・終わりがある・・・(笑)ってことで・・・
で、ミックスジスルフィドは酸化剤では再結合しないんですよね・・・
髪の毛の側鎖のSS結合はSにH(水素)がくっつくことで切れて、2剤のO(酸素)が反応することで、H2O(水)になって、近くにあるSとSが再結合する!
さらに、中間水洗でイオン化されていない還元剤は流れないので・・・イオン化されていない還元剤を無くすために「酸化剤」が必要って事ですよね。
って言うことで、今回はこんな感じで終わりたいと思います。今回の記事が参考になった、勉強になったって言う方は、高評価とチャンネル登録よろしくお願いします。
反応が多ければ、続きもどんどん公開していきます。コメントも待ってますよ〜
ではでは、最後まで見ていただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。