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パーマ・縮毛矯正

【美容師向け】ロング徹底パーマ解説!巻き方の違い・失敗しないコツ

昔、ロングパーマをかけたお客様に『1日で取れました…』と言われたことがあります。

『ちゃんと時間置いてかけたのに…なんで!?』と焦りましたが、実はロングパーマには特有の『ダレやすい理由』があるんです。

 

 

こんにちは、こんばんは、masakiです。

今回は前回カットしたロングレイヤーのウィッグを使って、パーマをかけて違いを見ていこうかと思います」なので、前回の記事をまだ見ていない方はこちらからチェックしてみてください。

初心者美容師必見!床平行・45度・90度で作るロングレイヤーカットの完全ガイド

 

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

 

パーマって正直やったことない方や、経験がないとどのように巻いて良いのか分からなかったりしますよね。

僕も昔はそうでした。1.5回転で巻くとか、2.5回転が良いとか言われても狙ったカールや質感を出すことがよく分からない時期ってありますよね。

なので、前回カットしたウィッグを使って、ロングパーマとは?ってところとパーマのかかり具合を検証しながら、仕上がりの違いや注意ポイントを解説していきたいと思います。

 

 

動画・オーディオで確認したい方はこちら

 

 

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

まずは「長さ」というところがロングパーマの1番のポイントになる部分ですが、長い=ダレやすいのがロングパーマのポイント!なのでロングで、かつ、量がある様なお客様はウェーブが出づらいのが特徴です。

 

 

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

その他大きく分けると3つの要素を考えてあげましょう。

  • 重さでカールがダレやすい
  • 毛先のダメージが影響されやすい
  • トップが潰れやすい

重さでカールがダレやすいとは、そのままですが、重力によって下に向かっていきます。なの長ければ長いほどダレやすくなるので、逆に言えば長ければ長いほど強くかけないといけません、

ちなみに、髪の毛1mの重さは約1gです。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

30~40cm程度のミディアムショートと言われる長さでも、100g前後だと言われていまして、ロングヘアで腰くらいまでの長さだと、約200~250グラムになります。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

200〜250gの重さの身近なもので例えるならば、

  • リンゴ1個(約200~250g)
  • 250mlペットボトル(約250g)

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

ロングヘアの人は、毎日リンゴ1個分の重さを乗せているようなものですね!

なので、「ロングヘアの方は、毎日リンゴ1個分の重さを頭に乗せているようなもので、その重みでパーマが下に引っ張られ、根元はふんわりしにくく、毛先のカールもダレやすくなります。

 

さらに言えば、水で濡らしたり、その他のスタイリングで髪の毛はさらに重くなります。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

1、髪の毛はスポンジの様に水分を吸収します。特にダメージ毛。

髪の内部(コルテックス)が水分を吸収し、膨張&重量が増加します。
特にダメージ毛はキューティクルが開いていて吸いやすく、さらに重くなりがち。

2、スタイリング剤の影響

バームとかウェット系のスタイリング剤をつけると、さらに重みが増してカールが落ちやすくなります。
ムースやハード系のワックスなら、カールを保ちやすい。

 

ということなので、

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

乾いた髪 → 200〜250g(リンゴ1個分)
濡れた髪 → 約1.5倍〜2倍の重さ(300〜500g)

濡れた髪やスタイリング剤をつけた髪は500mlペットボトルと同じくらいの重さになることもあるのでパーマが取れやすいんですね。

以上のことから、

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

  • 重さでカールが取れやすい
  • 毛先のダメージが影響されやすい
  • トップが潰れやすい

ということがなんとなく分かったかと思います。

 

ん?パーマは濡れている時が1番出るのでは?と思う方もいると思いますが、

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

そうです!!

濡れている時が1番、綺麗にパーマが出ます。なんですが、濡れても出るくらいかかっていないといけないということです。

 

なので、ロングは強めに、もしくはしっかりかけないといけません。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

スタイルごとに同じ緩めでも長いほど髪の毛を巻いていく回転数は上がっていくと覚えておきましょう。同じ緩めでも右側のボブくらいで緩くだとロングになった時に重さでほとんどカールが出てきません。

 

パーマは基本的には回転数で教えられると思いますが、

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

1回転、1.5回転、2.5回転、3〜4回転と出てくるカールがJカール、Cカール、Sカール、SSカールと変わっていきます。

 

なので、回転数で出すカール形状プラス、ロッドの太さ、細さも考えないといけないってことですね。

 

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

なので、この図で考えると、左が表面部分は3〜4回転くらいで巻いてありますし、真ん中は表面はワンカールくらいで、中はSカールがあるので2〜2.5回転、右がワンカールでもいいですが、1.5回転と波巻きを使っているスタイルになります。

こんな感じでカール形状を知っていると何回転で巻こうかな?みたいな目安になりますので覚えておきたい内容ですね。

 

 

ちなみにカール形状の目安がこんな感じ、

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

こちらの図では、2.5倍が適正カールと言われています。なのでこの図ではCが適正カールで、その他のAとBがオーバータイム、Dがタイム不足のカール形状となります。

あとは髪質、かかりやす、かかりずらいでタイムとか薬剤が変わっていきますので、5分でCのカール形状を狙う設定、10分でCのカールを狙っていく設定など色々方法がありますので、パーマがまだ苦手な方は目安としてCのような2.5倍くらいを目指してパーマをかけていきましょう。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

上手な美容師さんはこれも分かった上であえて細めのロッドを使ったりしてタイムの短縮だったり、カールの強さをコントロールしていきます。

 

次にパーマプロセスで考えると、3つのポイントがあります。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

  • デジタルパーマ or コールドパーマ(持ちの違い)
  • 酸性 vs アルカリ(ダメージの違い)
  • ロッドの種類と巻き分け

デジタルパーマか?コールドか?については、基本ロングからミディアム、ボブくらいまではデジタルパーマでいいと思いますが、中には苦手なお客様もいますのでケースバイケースですかね。

ですが、ロングで大きめのパーマでしっかりかけるとなるとデジパー 一択にはなるかなと思います。コールドでしっかりかけることも可能ですが、基本はデジパーでやっていきましょう。

 

 

ロングパーマの失敗パターンと解決策

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

❌ カールがすぐ取れる → ✅ 「薬剤と巻き方を工夫!」

  • 薬剤の選定(硬毛はチオ強め、ダメージ毛は低アルカリ、システアミン or 酸性)
  • 根元〜毛先の薬剤の塗り分け、テンションのかけ方や巻き方で変える
  • ロッドの太さで強さを調整

 

薬剤については別の記事で紹介していますので、割愛しますが、気になる方は薬剤編もチェックしてみて下さい。

パーマ4つの基本「チオグリコール酸・シス・システアミン」薬剤スキル

 

巻き方やテンションに関しては、毛先巻きや中間巻き、根本巻きでウェーブのでかたが変わります。なのでテンションや巻き方でどこから出したいのかを考えて巻いていきましょう。

ロッドの太さに関しては、何回転必要なのか?によって変わりますし、かかりずらい、かかりやすのか?でも変わっていきます。初めの慣れていないうちは先ほど紹介した回転数で考えていきましょう。

あくまで目安ですので、巻いている回転数でもSカールを狙っているはずなのにJカールしか出なかったとか、逆にJカールを狙ったのにSカールになってしまったなんてことも最初のうちはありますので、薬剤チョイスとテンションなどもやりながら覚えていきましょう。

 

 

❌ トップがペタンとする → ✅ 「根元にボリュームを出す方法」

  • ロングの場合はパーマではあまりボリュームは出せない
  • カットの段階で表面にレイヤーを入れておく
  • 根本巻き、中間巻きを活用していく

ボリュームに関しては書いてあるまんまです。ロングは重さに影響されるのでトップの根本はボリュームは出ません。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

仮に出すとすればカットでレイヤーを仕込んでおくことです。そこにプラス根本巻きなどを使うことで多少はトップのボリュームを演出させることができる様になります。

 

 

根本巻き
根本にしっかりとかかって毛先にいくほど緩い、ニュアンスカール根本にボリュームが欲しい時に使う

中間巻き
中間にしっかりかかる、根本もそうですが毛先のダメージとかすでにカールがある場合に使う、また根本から毛先まで均一なカールを狙うときに使用していく1番使う巻き方

毛先巻き
毛先にしっかりかかって根本にいくほど緩くなるアウトラインなど毛先にはっきりと出す場合に使う

 

 

 

❌ ダメージでチリつく → ✅ 「ダメージケアと薬剤の選び方」

  • 保護剤を使う?
  • 酸性パーマの活用
  • 毛先を保護する巻き方

基本的な感じで言うと、前処理剤を使って薬剤の浸透を抑えて過剰なダメージを防いだりが一般的ですかね。ただし、保護しないとかけれないような場合は、その段階でパーマをしないのが1番です。←極論

ですが、かけたいみたいな方もいますので、あくまで応用編ってことで考えていきましょう。

メインとしては、キューティクルが開いた状態だと、薬剤がどんどん浸透しすぎて過剰なダメージに。これを防ぐためにプレトリートメントで髪を補強します。

 

 

 

どんなトリートメントが効果あるのか?

タンパク質補給(ケラチン・コラーゲン)

  • ダメージ部分に不足したタンパク質を補い、髪の芯を強化。
  • 特にブリーチ毛・ハイダメージ毛には必須!
  • 例:「ケラチン PPT」「コラーゲン PPT」

保湿成分(CMC・セラミド・ヒアルロン酸)

  • 髪の水分保持力を高め、パーマ後のパサつきを防ぎます。
  • 例:「リピジュア」「セラミドトリートメント」

疎水処理(油分でコーティング)

  • 過剰な薬剤の浸透を抑え、チリつきを防ぎます。
  • 例:「18MEA(キューティクル補修)」「オイル系PPT」

 

◯施術の流れ(プレトリートメントの入れ方)

参考

  1. シャンプー後にタンパク質系PPTを塗布
  2. その上からCMCや保湿成分をプラス
  3. 乾かしてからパーマ施術へ

※補修しすぎるとカールがかかりにくいため、調整・注意が必要です! 

前処理関連の内容が知りたい方はこちら↓

ブリーチ後の髪でもパーマは可能?秘訣を紹介!美容師向けコツと注意点!

 

 

ということで、長々前置きを話してきましたが、前回カットしたこちらのウィックでパーマをしていきたいと思います。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

前回のカット記事を見ていない方はチェックしてみて下さい。

初心者美容師必見!床平行・45度・90度で作るロングレイヤーカットの完全ガイド

左右でレイヤーの入りが違いますので、仕上がりも後でチェックしていきましょう。左が前回カットしたウィッグの仕上がった状態ですね。で、1度濡らした状態が右側。

 

 

まずはセオリー通りにバックのセクションから巻いていきます。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

耳したセクションで分けとり、3つのパネルに分けていきます。このあたりは、”幅”とか”厚み”、かけたい強さで分けていきましょう。細かく分ければ細かいパーマ、大きめのセクションでは緩めになるイメージです。

 

 

アンダーは毛先からのヒラ巻きで巻いていきます。ダウンステムで巻きましょう。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

他のパネルも同じ様に巻いていきます。

 

 

続いてサイドセクションです。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

サイドのセクションは”ハチ”と言われる丸みがある部分で分けとり、こちらも3つのパネルに分けます。

顔まわりの部分は顔前に引き出して❶ヒラ巻きです。

 

 

隣のパネルも❷ヒラ巻きで巻いていきます。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

次のパネルは❸中間巻きで巻いていきます。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

今回の場合はアウトラインをヒラ巻きで巻いて、その他の部分を中間巻きで巻いてよりボリューム感と動きを狙っていくために中間からウェーブを出しにいきます。なのでカールの位置をより下めに欲しい場合はヒラ巻きで巻いていくのも好みかと思います。

 

また髪の毛が長くなればなるほどウェーブがダレやすくなる、毛先のかかり具合をコントロールしたいので、あえて中間から巻いているという理由もあります。

 

 

 

次にサイドのミドル展開ですね。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

ここからは同じ様な展開にはなりますが、ミドルセクションを3つのパネルで分けていきます。顔周りの展開から❶を中間巻きで巻いていきましょう。

 

 

他の2本も同じ様に中間巻きです。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方❷、❸と中間巻き

 

ミドルは中間巻きで巻いていきましょう。厚みを同じ束間にして中間巻きで巻いていきましょう。あとは同じ様に巻いていきます。

 

逆サイドも展開としては同じ様にセクションを取って巻いていきます。

 

で、最後にトップのセクションを3つのセクションに分けとり、中間巻きで巻いていきます。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

巻き終わった感じがこの様な感じです。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

今回はシステアミンで自然で10分放置して、2液を7分、7分くらいで行いましてた。

 

 

仕上がりはこの様な感じになりました。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

 

乾かしていきます。

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

ではでは、カットにおける違いは?なんだ?ってことで

やはり90度でレイヤーを入れている方が、仕上がりもフラットですね。当たり前ですけど…

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

そして45度のみでカットしている方が重さがある分厚みがあるような仕上がりになりました。

なので、カットのみの場合は45度だけで仕上げてもいいすが、パーマをかけた後のボリューム感と収まりを考えると90度も入れたほうが良いかな?とか、横の厚みが欲しい場合は、45度ではなくワンレン気味の方が良いかな?とかで考えて、カット+パーマを考えられるようになるとより面白くなっていきますね。

 

 

Before

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

After

ロングレイヤーパーマのかけ方・巻き方

 

ロングレイヤーにパーマをかけた際のポイントと検証結果まとめ

ロングパーマの特徴と注意点

  • 長い髪の毛はパーマがダレやすい
  • 髪の重さがカールを引っ張り、根元が潰れやすい、毛先のカールもダレやすい。
  • 髪の長さが30〜40cmで100g前後、腰までの長さで200〜250g(リンゴ1個分)。
  • 濡れた状態では1.5〜2倍の重さとなり、カールがよりダレる。

 

 

ロングパーマをかける際の基本ポイント

1、パーマの種類を選ぶ

  • デジタルパーマ:長い方におすすめ。持ちが良く、大きめのカール向き。
  • コールドパーマ:しっかりかけることも可能ですが、デジタルパーマの方が適しています。

薬剤の選定

  • 硬毛 →チオグリコール酸
  • 損傷毛 →低アルカリ性または酸性
  • 根元と毛先で薬剤の塗り分け

巻き方の工夫

  • ヒラ巻き(毛先巻き):毛先が1番強いカール根本にいくにつれ緩く。
  • 中間巻き:中間が1番強く、根本から毛先まで均一なカール(1番使う)。
  • 根元:根本に1番カールが出てボリュームを出したい時に使用、毛先はニュアンス。

よくある失敗と解決策

失敗パターン 解決策
カールがすぐ取れる 薬剤の塗り分け、ロッドの太さ調整、巻き方の工夫
トップがペタンとする レイヤーを入れる、根元巻きを活用
ダメでチリつく 前処理剤(ケラチン・CMC・油分)で補修、酸性パーマの活用

結論:ロングパーマは髪の重さ・薬剤の選び方・巻き方で仕上がりが大きく変わる

強めかしっかりかけるのが必須!
カットとパーマの組み合わせを意識するとスタイルの完成度がアップ!

 

 

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

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