目次
グラデーションカットとは?美容師20代で知りたかった【基本編】
今回は、美容師において避けては通れない「グラデーションカット」についての基本的な原理と使い方・効果について紹介していきたいと思います。
今回やっていく内容はこちら
- グラデーションカットとは?
- グラデーションにおけるスライスの取り方・3つの切り方
- グラデーションカット・前とバックの違い
グラデーションカットとは?
グラデーションカットとは、髪の毛をパネルを縦で髪の毛を引く出した時に「上が長くて下が短い」場合を一般的にグラデーションと言います。
グラデーションカットは主に
- ショートヘア
- ボブヘア
- ワンレンカット
- 重さ
- メリハリ
髪に幅の広い段差がつかないため、ボリュームと丸みのある印象に仕上がります。
グラデーションの特徴は動きがあまり出ない、厚みが出る、重さが出る。
使い所では、骨格矯正、骨格に合わせたカットができたりフォルムを狙いやすいののが特徴。
カットで使っていく方法としては、リフティング、オーバーダイレクションを使ってカットしていくことが一般的になります。
2、グラデーションにおけるスライスの取り方・3つの切り方
取っていくスライスセクションは、3種類。
- 横スライス
- 縦スライス
- 斜めスライス
- ベーシックなのは、縦セクションで取っていく45度。
- 斜め取って45度でカットしていく方法。
- 横セクションはリフティングでカット。
【横スライス】
リフティングは、横スライスでカットして主にラインを作って行きたい場合におすすめのスライスの方法。
【縦スライス】
縦スライスでカットしていく場合はスピード感と速さがポイントと、横から見たときに角度も見やすいのが特徴で、1番使われる技法。仕上がりは横スライスに比べて滑らかな仕上がりになる。
【斜めスライス】
斜めセクションは、横と縦の間のスライスで両方のいいとこ取りができるスライスの方法。
なので斜めスライスはリフティングしながら、オーバーダイレクションも使っていけるカット方法になりますので、1番カット展開で使っていく技法。
各スライスの特徴を理解して、どういう”ライン”にしたいのか?で、使い分けるのがポイント。
3、グラデーションカット・前とバックの違い
グラデーションカットの切り方
基本は、モヒカンラインから切っていくと思いますが、どのようなラインにしたいか?がポイントです。
例えば、「下のラインに重さが欲しいのであれば、下からカットしていく」。
といった感じになります。
なので前下がりの場合はバックに引いてカットです。
その時に考えていくのが、カットをしていく場合は”イヤーツーイヤー”で分けていくのが大原則になります。
なのでどの様なラインにしたいのかによってライン取りが変わっていきます。
ポイント
- 前上がりでカットするのであれば、前に引いてカット
- 前下がりにするのであれば後ろに引いてカット
- 真っ直ぐのラインにするのであれば床平行に引いてカット
グラデーションカットに関するQ&A
Q.イングラデーションカットとは何ですか?グラデーションカットとは何が違うのですか?
A.床に対して平行にカットするのがワンレングスカットで、そこから少し表面に角度をつけてカットするのがグラデーションカットです。
イングラデーションとはそれの逆で、表面ではなく髪の内側に向けて角度をつけてカットします。
どちらも髪が収まりやすくなるのは同じですが、イングラデーションは表面に段が見えず見た目がワンレングスのようになります。また、毛先が少し軽くなって扱いやすくなります。
A.長さを調整し、あごのラインを出すか隠すかで似合うようにできますので、基本的にどの顔でも似合うスタイルです。
ふわっととした立体感が見られるグラデーションカットは、後頭部部分やトップにふんわりボリュームを与えやすく、へセットしやすいヘアスタイルになります。そのため、どのようなレングスのヘアスタイルもおのずとお洒落に演出することができる髪型になります。
グラデーションカット・まとめ
毛先が全て同じ長さのワンレングスカットと比べても、毛先の角ばった部分に丸みを出し、滑らかにしていくことが可能なのがグラデーションになっています。
どこのセクションの髪をどれだけ持ち上げるか、どれくらいの角度で持ち上げるか、またどの角度で切っていくかを見定めることが大事です。
またスライスの取り方によっても収まりが変わっていきますし、イヤーツーイヤーに分けてる意味がありますのでぜひ理解していきましょう。
グラデーションカットは、狭い幅で正確無比な段を入れていく、正確な技術が必要とされるスタイルなので、たくさん練習していきましょう。
レイヤーカット【基本編】こんな間違いをしていませんか?Lesson5
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