こんにちは、こんばんは、おはようございます。masakiです。
今回は「メンズカットの基本のバランス・奥行き・刈り上げとセニングの違い・・・」をテーマに紹介していこうと思います。
例えば、皆さんの中でもこの様な場面があるかと思うんですが・・・
- メンスカットに苦手意識がある・・・
- しっかりと勉強したことがない・・・
- いつも時間がかかってしまう・・・
- セクションをなんとなく取っている・・・
- この髪型はどうやって切るの?・・・
こんな経験・悩みがあると思うんですよね。はたまたクレームをもらってしまったりとか・・・それが実際にトラウマになってしまいますよね・・・
実際僕も初めてカットを始めた頃なんかマジで良くわかっていなかったですし、なんとなくノリでカットしていました。
でも、クレームをもらったり、上手くいかないのはあなたのせいです。
そこから「このままではヤバい」・・・
今日から練習するぞ!!
っと思っても・・・
本を買ってもよくわからない
買って満足・・・
YouTubeで勉強だ!
気づいたら他の動画を視聴
先輩や他の人に聞いても
さっぱり分からない・・・
こんな事ってありますよね。。。
実際、僕も、会社のカリキュラムで勉強してもよく分からなかったですし、有名美容師さんの講習なんかは、小難しくて余計に分からなくなって、実際に自分で研究・検証を重ねてきました。その美容師としての経験と知識をここに紹介していきたいと思います。
例えば、カットの知識・スキルがあるとどの様になるのかというと・・・
例えば、カット知識・スキルがあると?
- カットスピードが上がって給料が上がった
- お客さんに褒められるようになった
- 後輩から教えてというわれるように
- カットで迷わなくなった
- 指名が増えた
っという事でカット知識があるか?ないか?だけで、かなり美容師人生の難易度要が変わってくる訳です。
なので、
「カットの知識・スキル」は美容師人生の最重要スキル
世の中の美容師さんはみんなそうですが、何をしてきたと思いますか?
勝手に上手くなった?毎日遊んでいた?違いますよね・・・
元々の根本(こんぽん)はカットの知識なんですよね。
っていう事なんで上手い人・美容師さんは、このカットの知識があるんですね。なのでカットの知識は強力な資産なんですよね。学んでいけば学んでいくほど増えていくスキルなんですね。
なので・・・今回の内容を知ることであなたはこうなっています。
- メンズカットの理解が上がる。
- バランスに迷いがなくなります。
- カウンセリングが早くなります。
想像してみてください・・・・
例えば、
料理を作る際に、初めて作る料理と、何度も作ったことがある料理でどっちが早く美味しい料理が作れますか?
答えは簡単ですよね・・・
トマトの鶏肉煮込みのを作ってくださいと言われてあなたはすぐに作れますか?
初めて作るお弁当を何分で作れますか??
要は、何が言いたいか?というと・・・知識があるだけで、自分の引き出しへのアクセスがより早くなるってことです。
なので、カットも同じなんですよ・・・
カットにおける知識を持つことで、展開だったり、カットの構成に迷いがなくなるって事になります。
なので、知っていることで迷いがなく選択できるようになります。
結果あなたのカットスピードが上がることで、
カットに余裕を持つことができます。
時間に余裕があることで、更にカットのお客さんを担当することが可能になります。結果、指名も上がって、売上が上がって、収入も増えます。
って言ったところで今回やっていく内容は3つです。
ポイント
-
- メンズカット・構成の理解
- 「奥行き」を意識して作る
- 空間・刈り上げ・セニング
この3つをまずは紹介していこうと思います。
まずは、メンズカットの構成・バランスについて紹介していきたいと思います。
ここでのポイントは3つです。
- アウトラインが短い・トップとの長さのメリハリ
- ミドルセクションでフォルムを作る
- トップで動きを作る
たったこれだけです。なんだ、簡単じゃん・・・と思うかもしれませんが、プロの人気のある美容師さん・・・メンズカットが早くて上手い美容師さんはこの3つの精度が恐ろしく高いです。
例えば、大谷翔平・・・簡単にホームランを打ちますよね。三振を何個も取ります。なのでプロの人達は簡単に難しいことをやってしまうのですが・・・あれが本当は難しいことなんです。
ただ、難しいんですが、できないことでは無いってことです。同じ美容師さんでハサミを使っているわけなので・・・
なので、1つ目・・・
アウトラインが短い・トップとの長さのメリハリ
まずは、この写真を見ていただきたいのですが、セクション・・・
メンズカットのセクションをめちゃくちゃシンプルにするとこんな感じです。
トップ、ミドル、アウトライン・・・
メンズカットのバランスは絶対的に「アウトラインが短くて、ミドル・トップの長さでスタイルが構成されています。」
他のスタイルを比較してみても同じようなことが言えます。
これは何が言いたいのかというと・・・
どんなものでもパターンというものが存在します。
例えば、野球のバッティングフォーム、サッカーの蹴る時のフォーム、試合などのフォーメーション、試合の展開、その他にも料理を作る場合の手順、レシピなどもある一定の型が存在します。
その他にも、恋愛も一緒ですよね。
狙っている女の子にいきなりホテルにいうこうなんて言ってもまず来ないですよね?まずは、食事に行ったり、仲間同士で遊んで仲良くなってから、番号聞いて、2人で遊ぶようになってやっとホテルに行けるわけですよ・・・要は、順序とある程度の型が存在するんでございます。
これはメンズの髪型でも同じ様なことが言えます。
なので、絶対的に「アウトラインが短くて、ミドル・トップの長さでスタイルが構成」これがメンズかっとのバランスになっています。
次に、ミドルセクションでフォルムを作る
メンズカット全体のフォルムを構成しているの「ミドルセクション」です。
例えば、
アウトラインでスタイルを作ろうとすると・・・
髪の毛を伸ばしたとしても・・・
ただの落武者スタイルの完成です。
もちろんミドルだけの髪の毛でもスタイルは作れませんがフォルムはできます。
これを世間では「ザビエル型スタイル」と言います。
なので各セクションで役割が違います。
トップで動きを作る
トップの部分は大きく分けて3つの要素があります。
まずは動き・毛流れ・軽さです。この3つがトップセクションの役割になります。
例えば、
トップの部分は短くなっていくと立ちやすくなっていきます。
右側がトップを切る前で、左側がトップを切った後です。ちょうど摘んでいる部分が動きに変わって少し束感が出てきました。
その他のにもトップをカットすることで「軽さ」も変わっていきます。
先ほど紹介したのが1番左の写真ですが、真ん中の部分は更に1センチほど切った状態です。
先ほどより短くなって動きも出ますが、プラス軽さが入ってシルエットがフラットになっていきます。
サイドのから見るとこんな感じ・・・
トップカット前
トップカット後
トップを中心に束間の動きが出ています。
トップの毛流れ・・・・
ここまではとっても簡単なメンズカットのバランスです。
でも、ここからがとっても大事!!!!
メンズカットにおける「奥行き」とは?
奥行きで大事なポイントは3つです。
- 奥行きとは?
- 耳のライン上に奥行きのポイントを作る
- セニングで作る柔らかさと奥行き
この奥行きなんですが、なんとなく感覚的にある美容師さんは似合わせ、フォルムを作るのがとっても上手です。なんですがこれを言語化している美容師さんは、なかなかいないんじゃ無いかと思います。なので、Googleとかで調べても出てこないです。なのでめちゃめちゃ有料級の内容を紹介します。
まずは、この図を見てみて下さい。
これが奥行きの正体です。
これは簡単ですよね。真正面から見たら四角いですが、少しズラしてみると奥行きが現れるってことなんですが、これはメンズのスタイルに関係なくどのスタイルでも同じ様なことが言えます。
次に髪型のスタイルといえば、よく言われるのが「ひし形」ですね。
色んな立体的なスタイルがあるんですが・・・今回はこのひし形で紹介していきたいと思います。
スタイルをひし形に見立てて見るとこのような感じになります。
これが、基本的なスタイルにおける「黄金バランス」と言われる形になります。ひし形を意識することでバランスの良いメンズカットができるようになるってことですね。
実はこれを頭では理解しているのに忘れている美容師さんが結構多いんですよね・・・
じゃあ・・ひし形をどうのように意識していけば良いのかというと・・・・
こんな感じ・・・・
まず、左側が真正面から見た時のスタイル・・・あなたは真正面から見ることが多いんじゃ無いでしょうか?
例えば、この写真・・・
前から見るとただのメンズスタイルなんですが、
上から見ると奥行きの頂点が見えるようになります。
色んな角度から見ることで立体的にスタイルをとれる様になります。
よく先輩からもっと下がってスタイルを見ろ・・・とか・・・
上から見てみて・・・とか・・・
言われたことはありませんか?
これがその理由です。
要は、真正面からみた時の印象と、上から見ることで「ひし形」に見えると思います。
この上から見た時のサイドの頂点が奥行きのゴール地点になっていきます。なので耳のライン上にシルエットボリュームを作ることで前から見て時にバランスのいいメリハリのあるスタイルが作れるようになります。
まずは、ここのポイントだけでも覚えておきましょう。
他のスタイルに対しても同じことが言えます。
人気のショートボブ、ハンサムショートなんかも同じ様に前から見るのと、上から見ることで奥行きのポイントが出現していきます。
なので、メンズカットをバランス良くカットしていく場合はこの奥行きを理解しないといけないんですよ!ってことですね。
逆に言えば、バランスの悪いスタイルの場合は、ひし形に形を作れていない場合が結構あります。
こちらの写真はパーマがかかっているセンターパートスタイルですが、この前髪が少し上がるだけで印象が四角く見える様になります。これを上から見てみるとやっぱり四角いです。前の部分にボリューム感が移動することによって印象が変わる、プラス奥行き感が消えてしまうことで顔まわりの印象が野暮ったく、重く見えるようになります。
以上の事が分かったところで、スタイルバランスとしては、耳のライン上に奥行きのポイントを作る事がバランスをとる上で重要になっていきますしカットを始める前からゴール設定が決まっていきます。
なぜ、この奥行きの話をしたかというと・・・
まずはゴールを決めないと、どこに向かっていけばいいのか迷ってしまうので、先にゴールを決めないといけないって事です。
例えば、旅行に行き場合に、目的地、ゴールが決まっていないとなんのプランも考えることはできないですよね??
それと一緒なんですね。
カットも・・前から見た時のシルエットのゴールポイントは、まずフォルムの1番大事な奥行きポイントを決めることなんです。
刈り上げにおける奥行きの考え方・空間を利用する
次に刈り上げに対する奥行きの検証です。
右側がBeforeの顔まわりの切る前の画像になります。ここからカットをしていく過程でどのように奥行き感がついていくのか?を検証していきましょう。
顔まわりをカットし終わった段階です。
右のBeforeを見ると四角い印象がありますが、右の様に少しカットしただでも顔まわりが少しスッキリしたのがわかります。
サイドの印象も確認しましょう。
右のサイドより、左の方がスッキリした印象に変わりました。
ではでは、ここからもっと分かりやすく更に短くしていきます。
短くすることでより奥行き感がついてきました。
セニングで作る柔らかさと奥行き
ここからは先ほどのスタイルに対してセニングを入れていくとどの様に変わっていくのかを見ていきましょう。
セニングでも奥行き感の演出が可能です。
左の方が、当たり前ですが、柔らかさと奥行き感が出ていますね。
バックセクションも同じですね。
更に軽くすると・・・・
より軽さと柔からさが入って、お奥行き感も増しています。
このようにセニングだけでも奥行き感を作ることが可能ってことですね。
まとめ
- メンズカットはアウトラインが短い
- ミドルラインでフォルムを作る
- トップで動き・軽さ・毛流れ
- スタイルを作る上での奥行きの理解
- 空間を作ってボリュームコントロール
- 刈り上げでも奥行き感
- セニングで軽さと柔らかさ
今回の内容を踏まえてメンズカットを練習していきましょう。