こんにちは、こんばんは、masakiです。
今回のテーマは「波巻きパーマ」について紹介していきたいと思います。
今回の記事で分かる内容は3つです。
- 波巻きパーマやり方
- 縦と横の違い
- ゴム掛けについて
波巻きパーマに必要なこの3つのことが理解できる様になります。
まずは結論から・・・
結論から言いますと、かけ方で”かかり具合が変わる”です。これはまぁ当たり前といえば当たり前なんですが、
オーディオ・動画で確認したい方はこちら
ますはこの映像をみて下さい。
こちらの映像は「波巻きパーマ」を縦と横で巻いて違いを検証したウィッグになります。
画像から見て左側が”縦”の波巻きパーマ・・・・右側が”横”の波巻きのパーマになります。
同じ波巻きパーマでも仕上がりに若干の違いがあります。
と、いうことで、どの様に仕上がりが変わっていくのかを検証していきましょう。
まずは、あなたもご存じ・・・波巻きパーマです。
初めに波巻きパーマって??と思われているかたもいるかと思いますので、
まずは波巻きパーマの一番大事な・・・波の作り方について紹介していきます。
波巻きパーマをデザインする上でもっとも失敗が多いのが”波の形状が弱い” 事です。
今回はそれを解決するための記事になります。それではやっていきましょう
波巻きパーマの上手な巻き方は・・・
まずはロッド幅でスライスを取っていきます。
最初の逆巻は1.5回転よりも1.8回転ぐらい巻き込みます
最初のロッドは・・・「たすき掛け」
この頭皮側からゴムを掛けていき・・・持ち替える時の下の毛束を抑えて反対側にゴムを掛けていきます。そしてまた反対側に持ち替えながら毛束を抑えてゴムを掛けていきます。
これでしっかりホールドされるます。
(持ち変える時にロッドの真ん中を押さえることで髪の毛からペーパーがはみ出ることを防ぐことができます。)
次に2本目。
2本目は内側から置いていきます。この時に必ず、ロッドの背面に指を二本置いておきましょう。で、 次にゴム掛け・・・ ですがこれですと少し弱いので二重でしていきます。
ロッドの手前側をにかけていきます。
この状態を見ていただくと分かると思うんですけど、かなりゴムで”キュッ”となっています。
ここはゴムで折れていると思うんですけど、波巻きの場合は、このゴムで”ギュッ”となっている状態が正しい状態になっています。
ここのゴム掛けが甘いと「しなり」がないので波巻きパーマがかかりません。気をつけましょう。
応用テクニック
二重掛けするパターン
メンズの髪の毛の場合は「セニング」が入っているスタイルが多い分、細い髪の毛が”パラパラ” 出てくることが多いので、細かい髪の毛が出てきてしまうようなお客様は広範囲に止めることができる二重掛けの「「タスキ掛け」が良いです。
3本目
ロッドを毛束の上から置いてパネルをめくってあげます。カットの段階であまり削ぎが入っていない場合は「タスキ掛け」でいいと思います。かなりゴムによるテンションが入るので良いです。
これが波巻きパーマの基本的な巻き方の流れになります。
右側も同じ様に巻いていきますが、縦と横の検証もしていきたいので、次は「横」で巻いていきます。
なのでここから顔前の展開にパネルを出していき、波巻きパーマを巻いていきます。
巻き終わった感じがこんな感じです。
ここから1液と2液をつけて仕上がり・ボリュームの出方の違いを見ていきます。
1液と2液が終わってアウトしていきます。
横の波巻きパーマはこんな感じ・・・・
縦の波巻きパーマはこんな感じ・・・
シャンプー・トリが終わった状態がこんな感じです。
これをなるべく伸ばさない様にスタイラーで乾かしていきます。
仕上がりはこんな感じ・・・
左の縦の波巻きパーマ・・・・
右側の波巻きパーマ・・・・
仕上がりをみると、左の縦の波巻きパーマの方が若干フラットな印象で、右側の横の波巻きパーマの方がボリューム感があります。
なので、このボリュームの度合いのコントロールをしてパーマをしていくおことでバランスの良い波巻きパーマをデザインすることが可能になっていきます。また、ハチが張りやすい人は縦の波巻き・・・ボリュームを出していきたい人は横の波巻きパーマをバランス良く使っていきましょう。
ここからは、ロッドにどのくらいゴムを引っ掛けていくかの検証です。
1、1個目にかける
2、2個目にかける
3、3個目にかける
これらの内容で「使う薬剤」「タイム」は同じ設定でやっていきます。
波巻きパーマはこのゴム掛けで仕上がりが変わっていきます。
まずは、一つ目のパネル・・・・
先ほど紹介したように波巻きパーマを巻いていきますが、ロッドのゴム掛け部分で”爪1個分”のところにゴムを掛けていきます。
2パネル目がロッド爪2個です。
で、最後の3パネル目がロッド爪3個でゴムを止めていきます。
ここから”1液と2液”です。
1液を10分・・・2液を5分・5分ほど置いていきます。
ロッドアウトして、シャンプー・トリした感じがこの様な感じです。
ではでは、仕上がりの検証をしていきましょう。
まずは、ロッドのゴム掛け爪3個・・・
中間が少し弱いような感じですね。
ロッド爪2個・・・・
ロッド爪2個までくると中間の波巻きパーマもい感じですね。
最後にロッド爪1個です・・・
若干右側がちょっとダレていますが、中間から1番強いカールが出来上がっていますね。
この様な感じで、ゴムを掛けていく位置・・どこのロッド爪に引っ掛けていくかで仕上がりにも影響していきます。
これらをコントロールしていくことで、よりバリエーションの効いた波巻きパーマを出していくことが可能になっていきます。
なので少しフラット気味にいきたい時は「ロッド爪3個」強めにいきたい場合は「ロッド爪1個」といった感じで使い分けていきましょう。
まとめ
今回は3つの内容を紹介していきました。
- 波巻きパーマやり方
- 縦と横の違い
- ゴム掛けについて
波巻きパーマに必要なこの3つのことが理解できたかたと思います。
まずは、パーマのやり方についてはもう完璧ですよね。この辺は実際に練習してやってみないと自分のスキルになっていきませんから、必ず練習をしていきましょう。その中で力が入り過ぎているのか?テンションがかかり過ぎているのか?が分かってくるはずです。
で、2つ目の縦と横についても巻き方は一緒でもボリュームの出方だったり、落ち方が変わることでシルエットが変わっていきます。
そこから、3つ目の「ゴム掛け」ですね。ゴム掛けの強さによっても波巻きパーマの強さをコントロールしていくことが可能になっていきますので、ぜひ練習してパーマの引き出しを増やしていきましょう。
波巻きパーマに必要な長さは?
パーマを巻けるスキルにもよりますが、波巻きパーマで巻くための理想の長さは「7㎝〜10㎝以上が理想」になるかと思います。これより短くても巻けますが柔らかさや均一な強さを考えるとこの辺ですかね・・・
かかる時間はどのくらい?
これに関しては美容師さんのカットスピードや、巻くスピードによります。またお客様の髪の毛の状態によっては1時間〜2時間くらいにみてあげると良いかと思います。
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ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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