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カット基本編 ヘアカット

美容師におけるヘアカット展開図の理解が間違っている!?なぜ必要なのか?Lesson2

2021-04-27

美容師がカットの練習と並行して練習していきたいのが「展開図」になっています。

お客様に要望のスタイルにするための必須スキルが展開図なんですが、ではいったい展開図とはどのようなものなのか?

今回は展開図について紹介していきたいと思います。

 

前回の「骨格原理」を見ていない方はこちら

 

 

 

 

 

美容師における展開図の意味とは?

結論

美容師が行う「展開図を書く」「それを試す」という作業は、自分のフレームワーク作りに必要不可欠

 

 

 

 

そもそも展開図とは?

結論から言うと

カットの展開図とはカットをする上での「自分の型」を決めるための作業

 

よくあるのが建築関係の「設計図」みたいなものです。

 

なので美容業界での「展開図」とは「完成度を高めるための設計図」です。

 

もっとわかりやすく言うと「折り紙の折り方」みたいなものです。

  • 鶴(つる)を作るときはどうやって折るのか?
  • 甲(かぶと)を作るときはどうやって折るのか?

などをイメージした方がわかりやすいです。

 

 

で、カットの展開図を毎回お客さん入る前に書いている美容師さんがどのくらいいますか?

皆さんの周りにはいますか?

 

多分ほとんどいないと思います。

でもネットやYouTubeではカットの展開図を毎回書いて・・・なんていっている方をみかけますが、半分正解で半分間違っています。

 

カットの習い始めで、最初にやる展開図を書くこと、カットの設計図の理解は必要ですが、そこが大事なのではなくこのスタイルをカットするためには、どのような展開が早いのか?無駄な展開はないか?という理解をすることが必要なんです。

そして1番大事なのはカットのフレームワークを決めることが1番重要です。

 

自分の型を決めていくわけです。

 

なので家を作る時でも、ある程度「型」があります。

折り紙の「鶴」を作る際も「フレームワーク」があります。

 

 

なのでカットもスタイルを作っていく時も同じで、ある程度ベーシック、カットフレームワークがあります。

例えば、カットは多くのパネルで構想されています。

  • このパネルはどこに引き出すのか? = この折り紙をどこに折っていくのか?
  • どこに落ちていくのか?      = 折ったらどのような形になるのか?
  • 全体のフォルムは?        = 最終的な完成形は?

といった具合に各セクションでパネルを引き出して、どうなっていくかのプロセスを紙に書いていくことが基本形になります。

 

 

なので、1度オーダーの多いカットスタイルを展開図に書いていきましょう。

ワンレングスカットであればワンレンカットの展開図

グラデーションであればグラデーションカットの展開図

レイヤーであればレイヤーカットの展開図

といった具合に自分のカット展開図のフレームワークを決めていきましょう。

 

ヘアスタイルの完成度を高めるには、輪郭や髪質、ボリュームも関わってきます。自宅でスタイリングしやすいという点も大切な要素です。

個人の特徴を考慮しながらイメージ通りに仕上げるためのフレームワークが「展開図」なんです。

フレームワークが決まってしまえば、ロングレイヤー、重めボブ、メンズショートなどは、練習すれば5分〜10程度である程度のフォルムが作れてしまいます。でカットに必要なことは何か?というとそのフォルムを作った後の細かい「質感調整」「毛量調整」なんです。

ここが美容師の真骨頂である似合わせになっていきます。

建築でいう見た目のデザインになっていきます。

 

なのでカットの展開図とはカットをする上での「自分の型」を決めるための作業になります。

 

 

 

 

 

美容師にカット展開図が必要な理由とは?

結論から言うと

「迷いがなくなっていく分、カットスピードが格段に早くなっていく」

 

 

 

美容師における展開図の重要性

やったことのないカット展開図を書いていくのは、初めのうちは若干難しいですが、繰り返すことですぐにイメージできるようになってきます。

お客様のオーダーされた髪型にするためには、カットの展開図を頭で瞬時にイメージできるようにならなければなりません。

 

カットの展開図は各セクションを理解して、それをさらに細分化することで、1つのスタイルにすることができます。

ポイント

  • セクション
  • ブロック
  • つながり
  • バランス

これらを明確にするために展開図を使っていきます。

 

これらの項目を細分化することで、より各セクションにおいての分析をすることが可能になり、瞬時に頭の中でイメージできるようになる分
想像したものをよりお客様に似合うのかどうか?まで理解できるようになります。

 

実際のサロンワークでは「2〜3秒」でイメージできるようにしておきましょう。

 

 

慣れてくれば、お客様の髪の毛、頭を触った瞬間に頭の骨格や生え癖が図るようになっていきます。なのでカットの展開図が描けるようになるだけで仕上がりが想像しやすく、組み立てが楽ですし、ゴールまで最短でいくことが可能になっています。

なので、迷いがなくなっていく分、カットスピードが格段に早くなっていきます

 

 

 

 

結論 

「分析力・フレームワーク」を自分の中で作っていくことが、展開図をやる意味になっています。

 

 

 

 

美容師が行う展開図はどのように書いていくのか?

それでは展開図の描き方にいきましょう!

まずは、ワンレングス、グラデーション、レイヤーから書いていきましょう。

 

 

 

 

まとめ

美容師がお客様の髪をカットする際にかかせないカット展開図は髪型の設計図です。

展開図は描いた後にどのくらい練習するか?がポイントになっています。

展開図ばかり書いていても上手くはなりませんし、スピードも上がっていきません。

お客様をカットする場合は、瞬時に展開図をイメージしなければなりませんが、これも訓練が必要になってくるのでぜひ練習してください。
お客様を満足させるためにかかせない自分のカットフレームワーク作りになります。

自分の型ができたら後は手を動かしてカットしていくだけです。

 

 

 

今回の内容をインプットしましたよね?!

masaki
インプットしたら、今度はアウトプットしないといけませんので、いつも言ってますよね?!インプットしてアウトプットしないと自分のものになりませんし、今日聞いた内容を何かアクションを起こさないと、人って1日で忘れてしまう。 1日で人の脳っていうのは約7割忘れてしまいますので、そういった部分をしっかりと考えてどうやってアウトプットしていこうかな、というところをしっかりとやっていってください。

美容師カット基本編切り方・骨格原理

まずアウトプットっていうのは

ポイント

  • ブログに書いたり、
  • 誰かに話してみたり、
  • YouTubeに上げてみたり、

っていうのがアウトプットになりますので、しっかりと今回の内容をまとめて自分に落とし込むっていうところまでがインプットになっていますので、このインプットとアウトプットの関係性っていうのをしっかりと理解してやっていきましょう。

 

 

 

次回の動画がLesson3ですね、
Lesson3 は「ワンレングスカット」についてやっていきます。
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ぜひ次回の記事も見てみてください。

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