今回は、美容師にとっては避けて通れない「女性カウンセリングの方法」について紹介していきたいと思います。
内容としては、前回紹介している「カウンセリングの極意編」で紹介している内容と流れ的には同じになりますので、まだみていない方はぜひそちらも確認してみてください。
流れは一緒ですが、どの様なことに注意しておくかも踏まえて紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
ポイントは前回同様スタイルの確認ですが、大きくまとめると6つに絞っていきます。
目次
女子のカウンセリングは6つのキーワードがある
結論この6つを抑えてカウンセリングをするのがベスト
ポイント
- スタイルの確認の方法
- シルエット、シャギー幅、軽さの確認
- 普段のスタイリング力
- リスクの確認
- ライフスタイルの確認
- 前髪、顔まわりの確認
これらを知ることであなたはこうなります。
この女性向けカウンセリングの方法を使いこなすだけで、狙ったイメージを作っていくことが可能になります。
【女性のスタイル確認の方法】
まずはいつも通り写真での共有になっていきますが、最近であればInstagram(インスタグラム)を使ったカウンセリング方法も使えるツールになっていますのでぜひ活用していきましょう。
お客様からなりたいイメージの写真を持ってきてくれるお客様もいますが、大体は顔が写っている前からの写真が多い場合がありますので、横からのアングル、バックのシルエットの確認もこの段階でしておきましょう。
実際は前からはスッキリしているスタイルの場合は、バックのシルエットがスッキリしているスタイルが多いので、
ここで
「バックのシルエットはこのくらいスッキリしますが良いですか?」
と聞いておきましょう。
お客様の中には重い方が好きな方もいますので、そうなった場合は前から見た雰囲気が変わっていきますと説明してあげましょう!
女性の場合は【シルエット、シャギー幅、軽さの確認】
まだスタイルが決まっていない人に関しては次にシルエット、シャギー、軽さの確認からしていきましょう。
これをすることでお客様の気になるポイントも聞けるようになっていきます。
- Aラインが好きなのか?
- ひし形が好きなのか?
さらにAラインスタイルでも髪の毛の中は軽くしてほしいなどがありますので、まずはシルエットの確認をしていきます。
Aラインというのは基本レイヤーが入っていない重めのスタイルになりますが、お客様は軽くしたいんです!!
これってどうゆうことかというと、普段は面倒臭いから髪を結びたいのか?
そもそもひし形が嫌い、表面の長さで収まりをよくしたいなど、お客様が求めているものが見えてきます。
ですが軽くしたいんですよ?
なんか矛盾していますが、それでも乾かすのは楽なようにしたいと言った潜在的な反応があります。
これらを汲み取ってあげることがカウンセリングをする意味になっていきます。
そのなかには軽くしたい、動きが欲しいなんていうお客様もいますので、そう言ったお客様にはひし形スタイルもおすすめしてみるのもありです。
実際、他の美容師さんが
「重い方がまとまりますよ〜」
とか言って重めのスタイルになってしまった人もいたりします。
本当はトップをふんわりしたいとか、巻いただけで動きが出るようなスタイルが好きな場合もあります。
特に直毛のサラサラストレートのお客様なんかはレイヤースタイルの方が好きな方も多いです。
ですが、「重めがまとまりますよー」なんていうのは関係なく、髪質がストレートなのでレイヤーが入ってもまとまるんですよ。
そうではなくで、直毛の人は毛先がパッツンとか真っ直ぐな感じが嫌いな人だっているんです、こういった部分まで聞き取れるようにしていきましょう。
【普段のスタイリング力確認】女性でも全くしない人もいる
次に普段のスタイリング力も聞いておきましょう!
ショートスタイルの中には、ワックスをつけないと形にならない物もありますので、スタイルを変えたいお客様などにはスタイルのリスクの説明もしておきましょう!
とくにロングからばっさりスタイルチェンジしていく場合は髪質によっては、
「寝癖がつきやすくなったり」
「生えクセによっては根元が浮きやすくなる分」
ワックスなどで潰した方がいい場合もあります。そう言った事も踏まえての説明が必要になっていきます。
女性のお客様への【リスク確認】
スタイリング確認の時にも触れましたが、ヘアスタイルを変えるときのデメリットのお話をしておきましょう!
いつもと一緒の方は特に問題ないですが、新規の方やスタイルチェンジをする方にはめちゃくちゃ大事なポイントです。
どんなに常連さんでもスタイルチェンジを希望の方には必ず今まで話してきた内容にプラス、リスクの話です!
例えば、
肩つくくらいのロングからばっさりショートにする場合は
- 「寝癖がつきやすくなる」
- 「スタイリングが必要」
- 「人によっては分け目の跡がしばらく残る場合もあります」
- 「維持する場合の来店周期」
などのデメリット部分もしっかり伝えておきましょう 。
女性の普段使いからも読み取れ!【ライフスタイルの確認】
普段から着ている洋服や、使っているコスメなどの色によっても雰囲気が変わっていきます。
- 綺麗めが多いのか?
- 可愛い感じが好きなのか?
によっても長さの設定が変わっていきます。
基本的にはロングの方が大人っぽく見えますし、前髪があると可愛い印象になります、
また短いボブスタイルの方が可愛い印象になりますが、前髪が長ければ大人っぽい印象に見せる事も可能になっていきます 。
【前髪、顔まわりの確認】女性の大切な部分
前髪の話、顔まわりの作りの説明、普段のコテ巻きのレベルを聞いてやり方を教えてあげましょう!
例えば、
普段10分で巻いているのであれば10分以内に巻いてあげましょう。
スタイリングをどれくらいつけたら良いのかわからない人がいるので、ワックスの量を見せてあげる。
普段お客様は何センチ切りたいか、梳きたいくらいしか言わないのでこう切ったらこうなますなどのリスクやイメージの話をしてあげる
まとめ
これらを取り入れてカウンセリングすることによって、お客様の要望をもっと深く理解することが可能になりますので仕事も早くなりますし、何よりお客様も安心してもらえます.実際なんでもそうですが、ゴールが決まっている方が、進みが圧倒的に早いです。
これって遊びにいく時も同じですが、目的地が決まっているのと、未定の場合では目的地が決まっている方が計画も立てやすいですしわかりやすいです。
逆に未定の場合は決まるまではムダな時間が圧倒的に多くなります。
これらは美容の仕事に限らずですがカットスタイルが明確的に決まっている方がそのスタイルに向かって最短ルートでいくことが可能になります。
なのでカウンセリングがとっても重要なんです。
もしこれらをそのままにしておくと、まずお客さんの指名は増えないでしょう。
なぜかというと、お客様からしたらプロの美容師にお願いしっているんですからそれぐらいは察知して当たり前なんです.特に若いスタイリストに圧倒的に多いのが、自分が良いと思ったものを押し付けてしまいます。
例えば、
「軽い方が束感が出て良いんですよー」
とか言ってる美容師さん、お客様があまり軽いのが好きではなかった場合どうなりますか?
完全に2度とは来ないですよね?
他にも
「重めの方がまとまるんですよねー」
と言っても実際はトップをふわっとさせたい、束感が欲しいなどといった場合、そんなことをいうスタイリストはお客様からしたら全然希望のスタイルにならないなと思って指名することはないでしょう。
なので今回紹介した、
結論この6つを抑えてカウンセリングをするのがベストです。
ポイント
- 【女性スタイルの確認の方法】
- 女性の場合は【シルエット、シャギー幅、軽さの確認】
- 【普段のスタイリング力確認】女性でも全くしない人がいる
- 女性のお客様でも【リスクの確認】
- 女性の普段使いから読み取れ!【ライフスタイルの確認】
- 【前髪、顔まわりの確認】女性の大切な部分
ぜひ参考にしてみてください。