ブリーチ剤の仕組みを知る
色が染まり具合は薬剤によってこれだけ違う!!
薬剤が変われば、発色や質感、色持ち、損傷度なども変わってきます。
それぞれの薬剤の特性を知りましょう。
サロンでヘアカラー剤を選ぶときの参考にしていただければと思います。
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ブリーチ剤=脱色剤
2剤式で、アルカリ剤を主成分とする1剤に、
過酸化水素を主成分とする2剤を混ぜて塗布。
アルカリ剤の働きで毛髪が膨潤し、キューティクルが開く。
※アルカリとは、キューティクルを広げる力とメラニン色素を分解する力の事。
同時に1剤と2剤の成分が毛髪の内部まで浸透、
過酸化水素の力で毛髪で、毛髪の中のメラニン色素が分解され脱色が起こる。
アルカリ剤の強さと濃度、または過酸化水素の濃度が高ければ高いほど脱色力が強くなり髪の毛は明るくなる。
ダメージが大きいのがポイント!
デザイン効果
色味が配合されていないので明るさは調節できても、
色味を加えることができない。
一般にアルカリ成分の強い物が多く、
他の薬液に比べ膨潤も早く塗布直後から脱色作用が行われる。
ブリーチした後、酸性カラーを上から乗せるなど他の薬材と組み合わせて使用するケースも多く、その分だけ「デザイン効果も幅が広い」
ブリーチ剤はメラニン色素を分解して上に明るさを与えるのが目的、
色味は一切含まれていない。
↓↓↓↓↓ブリーチを使ったデザインカラー
ブリーチ剤は種類によって効果も違う
ブリーチ剤の1剤には3種類のタイプがあります。
- パウダータイプ
- クリームタイプ
- 液状タイプ
液状タイプは液の伸びが良く、シャンプー式にもでき、
クリームタイプはしっかり髪の毛に絡みつき、
液だれを防げると言う利点があり成分的には同じ主成分はアルカリです。
この1剤が過酸化水素の2剤と混合され脱色が起こるわけですが、
「パウダータイプ」は脱色効果をもっと高めたものと考えてください。
「過硫酸塩」を主成分とし粉末のアルカリ剤などが含まれています
脱色効果はダントツ
ブリーチ剤は髪の毛に明度(明るさ)を与えるものですから、
ph値もアルカリ度も高めに設定されています。
※アルカリとは、キューティクルを広げる力とメラニン色素を分解する力の事。
ですから脱色効果はヘアカラー剤の中でもダントツと言えるでしょう。
この点で普通のカラー剤よりもダメージが大きい事は間違いありません。
しかし普通のカラー剤の中でも、
ph値やアルカリ度がかなり高い薬剤は、
液状やクリームタイプのブリーチ剤と比べると、
さほどのダメージ度合いは変わりません。
ダメージの見分け方として、ブリーチによる髪の毛の明るさと、
ダメージ度合いは比例するものと考えてください。
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