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カラー

ヘアカラーのトーンダウンで番号に騙されない考え方・方法を紹介します

2020-08-13

ヘアカラーのトーンダウンについて悩んでいませんか?

今回の悩みのポイント!

  • 薬剤の選び方がわからない
  • トーンダウンを全然理解してない
  • 番号の薬を選べば、その明るさになると思っている
  • 狙った明るさにならない

この様な問題に直面している人におすすめの、カラーリングのトーンダウンについて紹介していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

トーンダウンとは?

トーンダウンとは、「トーン=明るさ」ですなので、髪の毛の明るさを暗くすることを言いますが、基本的に、髪の毛を暗くする、トーンを落とす場合は、「ブラウン(茶色み)」を混ぜるのが絶対条件になります。

なぜ、ブラウンを混ぜるのかというと、、髪の毛が明るくなっていく過程で、黒髪から黄色に抜けていくからです。

色が抜けていく過程

  1. 赤茶
  2. オレンジ
  3. 黄色
  4. 薄い黄色

この様な流れで髪の毛明るくなっていきますが、その段階でアジア系が持っているブラウン味が、「赤→オレンジ→黄色」と、どんどん薄くなっていきます。

なので、明るい髪の毛を暗くするときほど、ブラウンを使います。間違っても、髪の毛が明るい髪の毛に色味単品ですと狙った明るさにはなりません

もちろん色味を入れている分、染める前よりは暗くなりすが、トーン(明るさ)が変わるというより彩度が変わるという感じになります

 

 

 

 

カラー剤について

カラー剤には、

  • 1液に含まれている「アルカリ・色素」
  • 2液に含まれている「過酸化水素」

に分けられます。

これらが混ざることで、“酸素“が発生し髪の毛のメラニン色素を破壊し、色素が結合して色が発色します。

これを「酸化重合」と言います。

 

 

 

 

色素とアルカリについて

カラー剤には、番号がついていますが、ほとんどのカラー剤は数字が高くなるほど明るくなり、小さくなるほど暗くなります。

なので、普通のカラー剤で「1番明るいのは14レベル」。「暗いのが1レベル」のカラー剤です。

 

アルカリの配合量は、6番の薬から10番の薬までは「アルカリ濃度」が同じ場合がほとんどです。メーカーによっては違う場合もありますが、気になる方はメーカーに確認しましょう。

 

 

アルカリ濃度が一緒ということはどうゆうことか?

髪の毛を明るくする場合は、アルカリと過酸化水素がなければメラニン色素を分解できないので、明るくしたい場合はアルカリは必須になります。

また、アルカリ濃度が同じということは、髪の毛の中で起こっているメラニン色素の分解は10番の薬も7番の薬も、明るくしているトーンは同じなんです。

 

そこで何が違うかというと、カラー剤の色素量が違うんです。

10番は10番の色味の量。

7番には7番の色味の量。

この様に番号によって、色味の濃さを変えることで、染まり具合に変化をつけています。

 

なので、髪の毛を染めた場合10番で染めても、7番で染めても、時間が経った時に抜けてくる明るさはみんな10トーンの明るさまで抜けているのです。

 

 

 

 

番号とトーンダウンについて

カラーチャートの番号とトーンダウンの関係性について誤解されている方がいますので、ここでしっかりと理解しておきましょう。

カラー剤は基本的には10トーンをベースに作られていますので、そこから9番、8番、7番と下がることによって、色味も濃くなっていきます。

ここでよく間違えてしまうのが、7番の薬を使えば7トーンになると思っている人がいます。ですがその考え方は間違っていて、本来は何レベル暗くなる色味なのかを考えないといけないのです。

 

 

トーンダウン早見表

カラー剤番号 下がるレベル
10番 0.5トーン
9番 1トーン〜1.5トーン
8番 2トーン〜2.5トーン
7番 3トーン〜3.5トーン
6番 4トーン〜4.5トーン
5番 5トーン〜6トーン

これが、番号によって下がる色味の見方になります。

なので、10トーンのヘアを、8トーンにしたい場合は8番の薬でいいんですが、元々の明るさが14レベルの場合はどうでしょうか?

10レベルの髪➖8番(2トーン下がる)=8レベル

 

14レベルを8トーンの明るさにする場合

14レベルの髪➖8番(2〜2.5トーン下がる)=12レベル❌

14レベルの髪➖5番(5〜6トーン下がる)=8レベル

という様な風に、トーンダウンの場合は考えなければ、狙った明るさにはなりません。

 

※ここから、髪の毛の太さ、ダメージの度合いで、入りやすさが変わっていきます。今回紹介したのはあくまで基本です。

ダメージによっては8番を使っているのに6番の明るさまで暗くなってしまう場合もありますので、実際の髪の毛の状態も考えて薬剤選定していきましょう。

 

 

 

 

 

 

オキシの違い

オキシの違いについては、濃度と、アルカリと混ざった時のパワーの問題があります。

基本的に

  • 明るくしたい場合は「6%」
  • 暗くしたい場合は「3%」

ですが、海外の場合は12%のオキシもあります。昔の日本では30%のオキシなんかもその辺の薬局で売ってましたが、薬事法の改正で、薬局などにおけなくなったり6%以上のオキシは日本では使えません。

 

オキシについてもっと知りたい方はこちら

【カラー剤オキシの使い方】1.5%・3%などの違いについて

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、カラーのトーンダウンについて紹介しました。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

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