こんにちは、こんばんはmasakiです。
今回は人気の「ウルフカット」をしていこうと思いますが、左右で切り方を変えて、違いも検証していこうと思います。
まず、こちらが今回カットしていく前のウィッグちゃんですね。
サイドのハチセクションで分けとって顔まわりの長さをカットして段差、レイヤーを入れていきます。こちらの部分ではそこまで段差を入れないでカットです。ちょいシャギーで行きましょう。
アウトラインはこれで終了、あえてイジらないでダッカールで止めておきましょう。
次にミドル、オーバーセクションです。
まず前髪の設定を顎ラインでカットしていきます。
図のように、耳の上ぐらいでセクションを取って、先ほどカットした前髪をガイドに全ての髪の毛を前に引いてカットしていきます。
これで前が短くて後ろがだんだん長くなるカットラインになります。
フェイスラインにオーバーダイレクションさせていきます。
次に前に引き上げて角を落として、同じようにハチあたりまで引き上げて角を落とします。
バックは今回そんなに長さがないので、ワンレンでカットして、45度に引き出してカットしておきましょう。
同じようにダッカールで止めて、ミドル、トップの部分をカットしていきます。
モヒカンラインから90度の引き出してカット、収まる部分を確認して慣れてくれば1回で決めれるようにしていきましょう。
頭の丸みに沿って、耳後ろまでカットしていきます。
なのでボックスでカットではなくて、ラウンドしてカットしていきましょう。
カットラインをチェックしておきましょう。
奥行きですね。耳のライン上に長さがきているか確認です。
最後にトップを真上に引き出してカット、ハチ上を全て引き出しましょう。1回で無理な場合は2〜3パネルで小分けにしてカットしていきましょう。
次に逆サイドです。
こちらの展開では、違いを検証するために先ほどよりレイヤー、段差を多めに入れていきます。バックの襟足、ヘムラインを分けとってガイド部分にしてサイドのパネルを45度に引き出してカットガイドに徐々に繋げていきます。
切り終わったら、先ほどカットした前髪部分と繋げて、次にサイドの部分をカットで繋げていきます。
このまま前に引いているだけだと、グラデーションが残ってしまいますので、上に45度に引き上げて角を落としていき、トップにも真上に引き上げてレイヤーを入れていきます。
取るセクションはハチ上を目安にカットしていきましょう。
これで乾かして、ドライカットに移行していきます。
基本的な展開は、ベースカットと同じような展開で軽くしていきます。まずアウトラインは元々軽いのでチョップカットで質感だけ作ります。
それが終わったらハチ下はダッカールで止めて、ミドル、トップをカットしていきます。
ここの部分もベースカットと同じ展開で引き出して、今回は3パネルぐらいで引き出してセニングを入れていきましょう。大体パネル半分から毛先に向かって開閉を増やしながら毛先を先細りにしていきます。
トップも同じ展開でセニングで好みの量感を取っていきましょう。
仕上がりがこの様な感じになりました。
左はミドル、トップのレイヤーでアウトラインはほぼ入れていない仕上がり、右側はアウトラインから45度でレイヤーを入れた仕上がりです。
まぁみた感じ当たり前ですが、右側の方が顎ラインからレイヤーが入って動きのある感じに仕上がりましたし、くびれが出来てメリハリのある感じです。
左側はフラットの中に表面だけ動きが欲しかったり、ちょいウルフをやってみたい方なんかにオススメです。なのでよりスッキリさせたい様なお客様は右の方がいいですし、ウルフ感と厚みが少し欲しいようなお客様は右の感じが良いですよね。なのでこの辺はカウンセリングで好みを聞いた上でカット方法を変えていきましょう。
最後セットした感じがこの様な感じになります。
左側が面でセットできるので、艶感と外ハネの感じが綺麗に出しやすいので、セットがしやすいタイプ、右側は顎ラインからレイヤーが入っていますので、上の厚みとくびれのメリハリが出やすく毛先の動きも強めになります。
以上がウルフカットの切り方で変わる違いです。