パーマについての質問がありましたので、記事にしてみました。
はてな
黒染め・カラーをしたらパーマはとれてしまうのか?
5ヶ月前にパーマをあてたのですが、黒染めをしたらパーマは多少なりともとれるでしょうか?
結論
パーマと黒染め(カラー)は まったく違うメカニズムによるものですから影響はありません。
目次
なぜカラーしてもパーマは取れないのか?
パーマとカラーのメカニズムの違い
ポイント
カラー
カラーとは、髪の毛の中にある「メラニン色素」を分解する事で、髪の毛を明るくしていきます。また、同時に髪の毛の中に色味の成分である色素を同時に発色させていきます。
この時に起こる現象が「酸化重合」といわれ、1液と2液が混ざり酸素が発生して化学反応を起こす事で、髪の毛を染めることができます。
ポイント
パーマ
パーマは、1液に含まれる「還元剤」という化学成分によって、髪の毛内部の“シスチン結合”を切断し、2液に含まれる酸化剤「過酸化水素」なるもので切断して切れた結合を再結合させることでパーマをかけています。
カラーには、この『還元剤」が含まれていないので、髪の毛の形状を変えることは不可能になります。よって、カラーをしただけでは、パーマは無くなりません。
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カラーをしてもパーマがとれてしまう場合がある
カラーをしてもパーマがとれてしまうケースもあります。
えっ?さっきと言ってることが違うじゃん?と、思う方もいるかと思いますが、パーマが取れるというよりは“ユルくなるイメージ”です。
それは「ダメージ」と「「カラーをするタイミング」です。
【ダメージ】パーマ前と後のダメージで起こるパーマの取れやすさ
パーマをかけてもダメージがあると、綺麗にパーマが出ないことがあります。それは「キューティクル」が損傷しているために起こるパサつき、必要な成分の流失、などが挙げられます。
これにより、パーマ形状に必要なシスチン結合が流失するために、だんだんとパーマがユルくなっていく現象が起こります。
なので、ダメージがほとんどない様な髪の毛であれば、ほとんど取れることはないでしょう。
※髪質が「直毛(ストレート)」の形状の方は別。
直毛の髪質の方は別物です。
カラーをするタイミングでパーマがとれてしまう原因は?
パーマをかけた直後のカラーリングは、パーマをかけた時の結合がまだ不安定な場合があります。
先ほども上記で書きましたが、1度切った結合を2液でくっつける作業をしますが、人によってはこの薬の反応が緩やかな方、もしくは、2液の時間が不十分な場合にパーマがユルくなってしまう場合があります。
時間に余裕がある場合は、パーマとカラーは別の日に分けてあげるといいです。目安は48時間以上感覚をあけましょう。そうすることで、空気上の酸素とも結合してゆるやかに固まっていきますので、パーマがとれづらくなります。
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パーマを少しでも持たせる方法
パーマを少しでも持たせる方法の1つとして先ほどもあげた「ダメージ」があります。なので、ご自宅でのホームケア、こまめなトリートメントがおすすめになります。
そして間でのカットも有効的な手段の1つでもあります。
髪の毛が伸びてきて重くなると、重さでパーマが出づらくなってしまうからです。なので、パーマが自分で出せなくなってきたらカットをしてあげましょう。
スタイルの長さ別のパーマの持ちについて
ポイント
- ショート=1ヶ月〜2ヶ月
- ボブ=1ヶ月〜2ヶ月
- ミディアム=2ヶ月〜3ヶ月
- ロング=4ヶ月〜半年
※どの長さも、パーマのかけている強さによります
パーマの持ちについてのまとめ
はてな
黒染め・カラーをしたらパーマはとれてしまうのか?
5ヶ月前にパーマをあてたのですが、黒染めをしたらパーマは多少なりともとれるでしょうか?
パーマはカラーリング程度では、とれることはないですが、その他の「ダメージ」「カラーをするタイミング」などの要因でユルくなってしまうことはあるということです。
今回の5ヶ月前にパーマをしていて、まだ残っている段階でのカラーリングでは、ほとんどパーマの形状は変わらないと言えるでしょう。5ヶ月も経っていれば、完全に酸化しきっているので結合がきれる事は無いからです。
ユルくなる要因とすればダメージの度合いによるという点だけですが、ほとんど変わらないのが結論です。
以上。参考にしてみて下さい。
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