ホームカラーとサロンカラーの違いを整理する
ホームカラーとサロンカラーの一般的な違い。
褪色
ホームカラー
【早い】phを高めに設定しているため、早く染め上がる分、褪色も早い。
サロンカラー
【遅い】前処理や後処理、残留アルカリの処理などを施すため褪色も穏やかな場合が多い。
操作(塗布)
ホームカラー
【簡単】消費者が自分自身で塗布することを前提にしているので、1剤、2剤の配合も単純。またワンタッチで染められるよう、ブラシ式、コーム式、シャンプー式など簡単な操作法になっている
サロンカラー
【難しい】薬剤や色味の知識を前提に、ウィービング、スライシング、ホイルワーク等の技術を、駆使して施術していくため高度な技術が要求される。
時間
ホームカラー
【かからない】ワンメイクで塗布できる商品がほとんどだ。ただし、簡単に塗布できるため、適量以上に塗布してしまい、オーバータイムになりやすい。
サロンカラー
【かかる】デザインによって時間に幅がある。細かいデザインになるほど、工程も複雑になるため時間もかかることが多い。
価格
ホームカラー
【安い】各メーカーの価格設定にもよるが、おおむね800円から900円台。最近では前処理剤やトリートメントなどを含めた1000円を超える価格設定の商品もある。
サロンカラー
【高い】都市部、地方部などの地域によっても違いがあり、一概には言えないが、材料費+技術料として単品で5,000円から。高度なテクニックを提供する専門性の高いサロンの場合10,000円を超える場合もある。
ダメージ
ホームカラー
【残りやすい】不揮発性の成分を使用している商品が多いため髪を痛めやすい。
サロンカラー
【残りにくい】揮発性の成分を使用している商品が多いため、髪に残りにくい。
臭い
ホームカラー
【ないものが多い】匂いを軽減するため、不揮発性のモノエタノールアミンを使っている商品が多い。また、匂いが少なければ、自由に香りをつけられることにもなる。
サロンカラー
【多少ある】揮発性のアンモニアを使用している商品が多いため、アルカリパーマ剤ほどではないが、多少の臭いはある。
色味の幅
ホームカラー
【狭い】なじみの良いナチュラルブラウン系がほとんど。グレイカラーでは黒髪と白髪のなじみが良くなるように、黒髪のアンダートーンに近いオレンジ系ブラウンが中心。
サロンカラー
【広い】もともとの色を考慮し、明るさ、色味等も含めた適切な選択ができるため、幅広い対応が可能。色の種類も多く揃っており、原色に近い鮮やかな色も加えられている。
いまさら聞けないグレーカラーのQ&A
ファッションカラーとグレイからって何が違うんですか?
グレイカラー剤は、白髪をしっかり染めるため、
ベース&色味なので、全体にくすみ感が感じられます。
ファッションカラー剤はブリーチ&色味なので、
基本的にクリアな発色からビビットな発色、ダルっぽいものまでバラエティーがあります。
また黒髪と白髪の明度差を近づけるためには、
強いアルカリ力が必要になります。
そのため4〜5レベル位の暗い薬で明るくする力が強い薬は若干アルカリ度が高く設定されていてph値も高くなっていることが多いです。
ラップをするとグレイカラーがしっかり染まるって本当?
温度は確かに大切ですが、ラップをすると、
染まりが速くなると言う事はありません。
カラー剤は通常30分自然放置で染まる様に、
薬剤設定されていますが、それもあくまで目安です。
案外気づかないことなのですが、カラーの染まる時間は、
気温や室温にも左右されます。