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パーマ・縮毛矯正

ボブスタイルの巻き方・美容師が覚えるべき【パーマ戦略】

2021-02-15

パーマの巻き方、仕上がりの理解をつけるだけで、お客様の髪質、ダメージに合わせた巻きができるようになり、さらに時間短縮にもなりカールを狙っていくことが可能になります。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

パーマの巻き方の結論

結論

ポイント

  • ヒラ巻き
  • 根本巻きスパイラル
  • ピンパーマ

この3つの巻き方ができるだけで、ほとんどのパーマに対応できます。

 

 

パーマ巻の概念「普通を捨てる」

少し僕の経験談をお話しようと思います。

参考

僕が新人の時はいわゆる「おばちゃんパーマ」の人がまだまだいた時代で、
営業中に手伝って巻いていくパーマは、ほとんど毛先から巻いていくオールパーパスのパーマでした

なのでパーマは毛先からテンションをかけて巻いていくと言う固定概念があり、パーマは強くかけてなんぼ、みたいな時代でした。

そこからスパイラルパーマが流行り、ツイストパーマが流行ったのもちょうど15年以上前のこと。。。
そこからだんだんとゆる巻きにパーマが流行り始めて「デジタルパーマ」が出てきました。

ちょうどその頃からです。

緩めにパーマをデザインするためにはどうしたらいいのかを考え始めたのは。

まず固定概念を捨てることから始めました、

  • テンションはかけない
  • タイムを10分ではなく短くしてみる

と、だんだん時間を変えていきました。

すると結果はみるみる変わって柔らかい質感を作れるようになっていました。

そして巻き方の構成も大事なことに気づきました。

それは、

【上が細くて(強くて)下にいくにつれて太く(弱く)していくこと】だったんです。

一般的にパーマを教わる際は、ワインド(ワインディング・オールパーパス)のようにフロント部分から襟足にかけてどんどん細くなっていきませんか?

そうやって教わった人はアウトラインにかけて細くしていくという固定概念に陥ってしまいます

実はこれが間違いだったんです 。

 

コテ巻きを普段する時を考えてみてください!!

  • アウトラインってすごく強く巻いたりしていますか?
  • 割とゆるく巻きません?逆にトップにいけばいくほどセクションを細かく取って襟足のラインより強く巻いていませんか?

このように普段のスタイリングの時でさえ、アウトラインは緩く巻く事がありますし、強く巻くことはあまりありません。

なのにパーマの時だけ

「トップが緩く、アウトライン細く」巻いていませんか?

実際に試してみると分かると思いますが、必ず変なスタイルになりますし、昔っぽいです。
そうなんです。昔はブローでカールを伸ばすのが一般的だったので強くても良かったんですが、現代は違います。

 

「洗ってそのままいけるスタイル」

「乾かしてそのままいけるスタイル」

「朝時間がかからない楽なスタイル」

を世の中のお客様は求めています。

 

なので、パーマの構成を変えなくてはいけません。

学校やマニュアルなどで教わる基本的な巻き方ではなく、お客様の要望にあったスタイルにしていきましょう。

 

巻き方の構成の違いが分かったところで、どうやって覚えたらいいのか?

簡単です。

アウトラインは大きめのロッドでヒラ巻きに、
ミドルからトップにかけては中間巻き〜根本巻きで巻いていきましょう。

こうすることで、毛先に昔みたいな強いカールは出なくなっていきます。

 

 

まずは、
強さなどによりますが、アウトラインは緩めのワンカールくらいを狙っていきましょう。

例えば

この様なボブスタイルの場合は26㎜くらいで1.5回転くらいで巻いていきます。

 

 

次にミドルセクションですが、このセクションに関しては、アウトイラインより1〜2個ほど下げたロッドの選定で巻いていきましょう。

 

最後にオーバーセクションです。

特に重めボブの様な表面が長いスタイルの場合は長さがある分表面が一番ダレやすくなっていますのでミドルと同じくらい細いロッドか、1つ落とした設定で巻いていきましょう。仕上がりはこんな感じです。

 

 

いかがでしたか?

この様にアウトラインを柔らかく作ってあげることでスタイルが自然な仕上がりになっていきます。

なので「結論」現代パーマの巻き方は、トップが細く、下にいくにつれてだんだん太くしていくと狙ったパーマを作っていく事が可能になっていきます。

 

 

パーマ巻きにおける4つのポイント

長さなどにもよりますが、トップが強くて、アウトラインに向かって段々緩くしていきましょう。

 

その後に関係してくる部分が、

  1. ロッド選定
  2. 巻き具合
  3. テンション
  4. タイム

こちらの4つの項目が関係していきます。

なのでパーマ液というよりは、他の部分でパーマのかかりが変わっていきますので、構成、しっかりと髪質をみていきましょう。

 

 

 

まとめ

この方法を理解するだけで、パーマの巻き方にわざわざ迷うことがなくなっていきます。

強さによってロットの選定は変わっていきますが、

主にミドルとトップの強さだけ理解できればロッドの選定はそんなに難しくありません。

簡単じゃないですか?
その後にパーマの薬剤選定が必須項目になっていきますので、薬選定が決まったら5分〜7分の間にかかるように選定をしていきましょう。
逆にこれでかからない場合は薬もしくはロッドの選定が太いということです。

もしこれらをそのままにしておくと、まずパーマは上手くなっていかないでしょう!
パーマは薬ではなく巻いていく展開、構成で変わっていきますので、普段のパーマの施術から何分でかかるのかを見ながらかけていきましょう。
なのでワンカールであればロッドで2回転の方がいい場合もあります。

ぜひ参考にして色々試していきましょう。

 

 

 

 

 

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